音楽

【伝説】アサド兄弟が22年ぶりに来日!息の合った超絶ギタープレイを堪能【2025/04】

こんにちは!ジンゴロ(@Jingolox)です。

私ジンゴロはクラシックギターをはじめ、全ジャンルのギターミュージックをこよなく愛しておりますが、そんな私にとって夢のようなコンサート「THE GUITARIST! Sérgio & Odair Assad Tokyo Guitar Festival 2025 スーパーギタリスト 夢の競演」が先日東京の紀尾井ホールにて開催されました。

仕事が忙しい日々が続いていたため、クラシック系としては、久々のコンサートになってしまいましたが、このコンサートだけは逃してはならんと、昨年のうちにチケットをゲット。前から2列目の端っこのほうではありましたが、プレイヤーの華麗な指裁きも良く見ることのできる良席でした!

贅沢な夜の感想の余韻が忘れないうちに、ブログに書き残しておきたいと思います。

紀尾井ホールへGo

場所は、東京四谷の紀尾井ホールでした。私の記憶が合っていれば、このホールに足を運ぶのは初めてです。

私の自宅の横浜からは1時間以上かかります。開場時間に間に合うよう、かなり早めに出発。      

田舎者の私としては、東京中心部に来ただけでテンションがあがりますね。旅行者のごとく、写真をパシャパシャ。

丸の内線四谷駅から紀尾井ホールまでは徒歩ですが、途中にあるのが、上智大学。ソフィア通りから石段の階段を上がってみると、緑あふれる立派なグラウンドがありました。こんな都会のど真ん中でも運動部が練習できるグラウンドがあるんですね。頑張れ、上智大学野球部!

紀尾井ホールの向かい側にはホテルニューオータニ。きっとこの場で多く日本の歴史に関わるような決定がなされてきたのだと勝手に想像し、感慨にひたります。一度は訪ねてみたいものだと思って妻に話してみると、元某社人事の妻は、よくここで説明会などイベントを行っていたとのことで何度も行ったことがあるそうです。

紀尾井ホールに到着しました。もう多くの方が会場前で開場を待ちわびていますね。

定刻の18時に待ちに待った開場へ。コンサートホールは、まさに心のヒーリングスポット。

さあ、ライブを楽しみましょう。

ギタリストの饗宴

今回のイベントでは4組をアーティストが登場。

まず、トップバッターは韓国生まれ、ベルギー育ちのギタリスト、デニス・スンホ氏です。

今回は若手日本人メンバを伴って、クインテットにて登場。衣装が武闘家のマスター的な感じでカッコいいですね。

スンホ氏のクラシックギターのみマイクで拾い、他の弦楽器とのバランスを取っていましたが、良かったと思います。

彼の演奏を聴くのは録音等含めて初めてだったのだが、優しく丁寧なタッチが際立つ演奏と感じました。また、自作曲はメロディーが美しく、クラシックギター界にとどまらない音楽家としての彼の才能を感じました。サポートする日本人メンバも場慣れ感のあるさすがの演奏でしたね。

ラストはアルベニスの「アストゥリアス」。キレのいい演奏で会場を沸かせました。

 

一旦ここで、休憩が入り、続いて、2ndステージは、「TRES」の3人。フラメンコ、クラシック、ジャズの異なるバックボーンからなるまさに、日本版スーパーギタートリオと言って過言ではないでしょう。小沼さんはエレキギターでしたが、他の2人の生ギター+マイクとの音量バランスも絶妙に調整されていたと思います。

3人とも、若いころから活躍を拝見しているので、若手ギタリストと刷り込まれていますが、時はたち、彼らもアラフィフ(見た目はかなり若い感じがしますが)。今宵も熟練したアンサンブルを聞かせてくれました。スリリングなフレーズもさらっとこなすあたりがカッコ良い。

締めはディアンスの「タンゴ・アン・スカイ」のTRESバージョン。ギタートリオで聴くのは初めてでしたが、やっぱり盛り上がりますね。しかし、この曲はソロでもアンサンブルでも他楽器とのセッションでもイケる本当にユーティリティの高い一曲と改めて思いました。

TRESの演奏ではありませんが、大萩さんの動画をはりつけておきますね。

3番手はクラシックギターの純然たるソロで勝負の「山下愛陽」さん。言わずと知れた山下和仁氏の娘さん。

休憩後のステージには恐ろしいほどシンプルに、椅子と足台のみが置かれ、前2組との音量バランスなどが心配になりましたが、はい、それは全くもって杞憂でございました。ステージに現れた山下さんは女神さながらの堂々たる佇まいで、観衆をギター一本で音楽に引きこみました。

彼女のシャコンヌは必ず再び聴きに行くことを決意するくらいの名演でした。↓の動画は(さらに)若いころの演奏ですが、既に卓越していらっしゃいます。

 

セルジオ&オダイル登場!

コンサートの酉はお待ちかねのアサド兄弟です。

22年ぶりの来日だそうですね。前回の来日時、ブルーノートに演奏を聴きに行ったことを思い出しましたが、あれから22年たっているということが驚き(笑)。そして当時見たアサド兄弟の年齢が40代だったということに気づき改めて驚き(笑)。来日してくれてうれしい反面、これほどの期間、このレジェンド達を日本に招聘できなかったのには理由があるんだろうか、などと考えたりもしましたが、今宵は演奏を楽しみましょう。

セットリストはもうこれまでCDで何回繰り返し聞いたであろうかと思われる、ニャタリ(いつジナタリから変わったんだっけ?)やピアソラ、ジスモンチに加え、セルジオのディアンスを追悼した自作曲。言葉では説明できない、美しさと驚異的なアンサンブル。東京の中心まで来たかいがありましたね。

翌日も東京でアサド兄弟単独のコンサートがあったのですが、そちらも行きたかった~。お金と仕事の都合で断念しました(笑)

はっきり言えることは、次回の来日を見逃すな、ということですね。

心地よい夜風に吹かれて、紀尾井ホールをあとにしました。

 

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