こんにちは、ジンゴロ(@jingolox)です。
Amazonを見てたら面白そうな本があったので早速購入してみました。
本のタイトルは「40歳でGAFAの部長に転職した僕が20代で学んだ仕事に対する考え方」で、著者は、寺澤伸洋さんです。
この本はKDP(Kindle Direct Publishing)による電子書籍出版となっています。
【追記 2021.01】現在は、記事タイトルにある電子書籍は販売されておりません。同書の内容をベースに、さらに大幅加筆された下記の書籍をお求めください。
以下、Amazonから引用した紹介文の冒頭部分です。
僕は40歳の時にGAFAのうちの1社にシニアマネージャー(部長)として転職をしました。この会社の中で求められるものはロジカルさ、論理力、分析力、行動力、人を動かす力などのハイレベルなスキルセットでした。これらのスキルは前職に17年在籍していた間に学び、身に着けたことが非常に大きかったのですが、その17年間の中で最も僕が成長したのは20代半ばから30代前半に経営企画本部、特にそこの本部長だったNさんに直接教えをいただいていた時だったのです。
https://www.amazon.co.jp/dp/B085GHMS44 Amazon 本書籍販売ページより
文中にあるように著者の寺澤伸洋さんはGAFAのうちの1社に部長として転職をしました。どの会社かと思い、ご本人のお名前で検索してみると、Amazonに転職されているようですね。
こんな方にオススメ!
この本は以下の方々にお勧めします!
- 若手社員
- 中堅社員(主に若手社員への指導スキル向上のため)
- ロジカルシンキング力を高めたい方
- キンドル本を出版したい方
著者について
著者は、寺澤伸洋さんです。
1976年大阪府生まれ。灘高校、東京大学経済学部卒。複合機メーカーのマーケティング部→経営企画室→GAFA事業企画部長。
Amazon 著者についての詳細 より
灘高校から、東京大学というエリートコースを歩まれていますね。
公開されているLinkedinによると、新卒時は株式会社ワコールに勤められていたようですね。
その後、複合機メーカー(京セラドキュメントソリューションズ)の経営企画部に転職されているようです。なかなか面白い経歴の方ですよね。
御本人のブログもありましたのでご紹介します。記事数が多いです。
ブログを読んで知ったのですが、以下のKindle本をすでに2冊出版されているようですね。
今回紹介する「40歳でGAFAの部長に転職した僕が20代で学んだ仕事に対する考え方」は3冊目のKindle出版になります。
Kindle本を出版された経緯や本を書きたい思いについて、下記の記事に書かれていました。
本の紹介と感想
この本の内容について簡単な紹介と僕の感想を書いてゆきます。
この本では、寺澤さんの上司であるNさんと、その部下である寺澤さんともう一人の新入社員の女性が登場します。
若い二人が、上司であるNさんから、実際の業務を通じて、様々な指導を受けつつ学びを得ていく様子を、寺澤さんの視点から書かれています。
実際の職場での会話のように説明がなされるので、とても読みやすく、すんなりと頭に入ってきます。
第1章は「考えるということ」。いわゆるロジカルシンキングの手法について解説されています。「美味しいカレーの作り方」というテーマに「視野拡大」や「情報の整理手法」を学んだそうです。また、「要素分解」や「ボックス思考」などについて説明されていますね。
第2章は「人に伝えるということ」。仕事をする上で大変重要となる、他人とのコミュニケーションスキルについて解説されています。「ポイントのまとめ方」、「比喩の使い方」、「話し方」等々が説明されています。
第3章は「会議の進め方」。会議は仕事を進める上で避けては通れないものですが、この本では「会議の目的」、「参加メンバーの選定」、「議事録の作成」、「ファシリテーション」など、会議にまつわる様々なコツを学びとることができます。
第4章は「Nさんの仕事の進め方」について。筆者の尊敬する上司であるNさんが、実際にどのように仕事に対して取り組んでいるかを説明しています。
この本は非常に重要なエッセンスをわかりやすい言葉でシンプルに説明しているのが特徴です。推測となりますが、これがもしkindle出版ではなく、一般的な紙媒体の本であれば、本としてある程度のページ数を確保しなければいけないため、もっと文章量を増やす必要があるかもしれません。逆にそのような行為は、濃縮されたエッセンスを薄めてしまうことにもつながりかねません。
Kindle出版であれば、おそらく、そのようなかさ増し対策をする必要はないでしょう。そのためか、無駄な説明や冗長だなと思う部分が全くありませんので、読者は効率的にそのエッセンスを習得することができます。
関連情報
この本に関する関連する情報がありましたので、ご紹介しておきます。
本にも登場する寺澤さんの後輩の方(なつぬんさん)が、Noteに以下の記事を書かれていましたのでご紹介しておきます。
最後に
この本を読んで、寺澤さんご本人の才能や努力はいうまでもないことですが、それと同じくらい「どの上司の元で働くか」が仕事人生の成否を左右するという意味で大変重要な要素であると思いました。上司が誰になるかは基本的に選べませんので、そこはある意味運命的なものではあります。
ただ、一昔前であれば、この「Nさんの教え」は世の中に出ることはなかったかもしれませんね。しかし、時代は変わり、今の私たちは、寺澤さん個人が出版したこの電子書籍を通じて、それを知ることができるわけです。
情報が溢れる中、取捨選択の難しさはあるものの、しっかり有益な情報を見定めることができれば、Nさんのような有能な上司や先輩が実際にいなかったとしても、十分成長出来る時代になってきています。
ぜひ、みなさんもこのNさんを自分の仮想上司として、学びを得てみてはどうでしょうか。