こんにちは。ジンゴロ(@Jingolox)です!
生の英語にたくさん触れないと、真の英語力は身につかない、というのが僕の持論です。
今日の記事で取り上げるのは、先日行われた、現職のアメリカ大統領ドナルド・トランプと、オバマ政権時代に元副大統領をつとめたジョー・バイデン氏のテレビ討論会です。
YouTubeにアップされている動画は以下の通り。
以下のサイトでは、全スクリプトが掲載されており、しかも、映像に合わせて話している箇所がライトアップするように表示することもできるので、英語学習に最適です。
https://www.rev.com/blog/transcripts/donald-trump-joe-biden-1st-presidential-debate-transcript-2020
さて、ご両人とも現在は70歳代。トランプさんが74歳であるのに対して、バイデンさんの方が77歳と年上なんですね。日本でも菅総理が誕生しましたが菅さんも現在71歳。
この世代の世界は自分にはよくわかりませんが、70代の相手に対して、50代だったりすると、若輩者として舐められる部分はあるのかな?。そう考えると、70歳代の菅さんが総理になったのも年齢的に対等ですし、悪くない気がしますね。
某国の総書記さんとトランプ氏の会話の様子をみてても、ちょっと年齢的に離れすぎてて、ビミョウな感じもありましたしね。
トランプさんと、バイデンさんの所属政党はしっかり押さえておきましょう。
この討論会について
アメリカの大統領選挙は4年に一度行われます。
二大政党となっている、民主党の候補vs共和党の大統領候補によって、テレビ公開による討論会が行われます。想像ではありますが、この討論会を見て、投票先を決める方も多いのではないでしょうか。
主なポイントは以下の通り。押さえておきましょう。
アメリカ国民の注目度は高く、アメリカの将来を担うガチの討論会となります。
政治家が一対一で徹底的に論戦を繰り広げる姿は、日本ではなかなか想像ができませんよね。官僚が作った文章を読み上げるだけの政治家どうしでは、成り立たないかもしれません。
討論会の感想
現職の大統領トランプさんが、バイデンさんの挑戦を迎えうつ格好となったこの討論会。
ディベート大国のアメリカの代表者を決める討論会ですから、さぞかし、素晴らしい建設的な議論が行われたのか、と思いましたが、ニュースでも報道されている通り、その結果は惨憺たる評判となりました。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200930/k10012641981000.html
https://www.asahi.com/articles/ASN9Z6DZ8N9ZUHBI02W.html
議論の背景となる知識があまりないので、僕にははっきり優劣をつけることはできなかったのですが、建設的な議論ができているようには見えませんでしたね。
まあ、ディベートは一種の言葉のバトルみたいなものですから、内容というより、いかに自分が相手よりも上位の立場に立てるかという部分に重きをおいているようでした。政策論争というより個人攻撃の応酬という感じでしたね。
品位が低かったか、と言われればYesでしょうね。。。
キーワード
討論会を見るにあたって、最低限の知識は付けておきましょう!背景となる知識や論点を知っておけば、その分英語もよく理解できるようになる、かも笑
米最高裁判事の後任人事
アメリカの最高裁判所の判事は9名で構成されていますが、先月9月にその一人であるギンズバーグ氏が87歳にしてがんのため亡くなられました(定年がないんですかね?)。そのため、後任の判事を大統領が指名し、議会で承認される必要がある状況になっています。
トランプさんによる「常に判事は9人揃っている必要がある」という意見と、バイデンさんの「大統領選挙前に指名をすべきでない」という意見が対立しているようです。
オバマ・ケア
オバマ・ケアというキーワードが登場しましたね。
オバマとはご存知の通り前職のオバマ大統領のこと。オバマ・ケアとは、オバマ大統領が発効した医療保険制度の俗称です。これは、いわゆる国民皆保険制度といえるもので、中・低所得者層に対する政府の補助を拡大し、誰でも保険による医療が受けられるようにするという制度です。
トランプさんは「オバマ・ケアには問題が多く、拡充には反対。撤廃して別な保険制度を提案したい」、バイデンさんは「オバマ・ケアをよく拡充すべき」ということで意見がぶつかりあっています。
コロナウイルス対策
ご存知の通り、本討論会後に、コロナウイルスに陽性となったトランプさんですが、入院後、数日で退院するという驚くべき展開がありましたね。
この映像、貼っておきます笑
バイデンさんは「トランプ大統領はコロナ対策に無策だ!」といい、トランプさんは「私はコロナウイルス対策のために最善の方法をとってきた」と、言い張っています。
英語学習ポイント
討論を聞いてみましたが、ネイティブ独特な自然な言い回しや、政治にまつわる専門用語が多く、理解することは簡単ではありません。
いくつか、汎用的に使えるフレーズをピックアップしてみました。暗記しておくと会議などで使えるかもしれません。
※時刻表示はYouTube動画に対応しています。
バイデンさんの以下のような発言は度々出てきます笑
次は司会者がトランプの発言を遮るシーンから。なかなかカオス度が高いです。ところで、日本でもしこの討論会をやるとしたら、田原総一郎さんかなあ?
次にトランプさんの発言より。バイデンさんが所属する民主党はどちらかというとリベラル(左)であり、トランプさんが所属する共和党は保守的(右)であるとされています。
次はバイデンさんが環境問題に関してトランプさんを追求するシーンより。relax :緩和するって簡単そうでなかなか出てこないです。
過去の討論会はどんな感じだった?
比較のため、前回(2016年)の大統領選挙の討論会の動画をはっておきます。だいぶ、今回とは雰囲気が違いますよね。
第1回討論会↓
第2回討論会↓
第3回討論会↓
まとめ
アメリカの大統領選選挙は国を挙げた一大イベントだということがわかりましたね。どちらが新大統領になっても、史上最高齢での就任となるそうです。
それ比べて我が国の首相は、自民党の候補3人が議論もしたのか、していないのかわからないまま自民党総裁選が国民不在の中行われ、あっさりと菅総理が誕生しました。
英語の学習のために見た今回のアメリカ大統領選挙のTV討論会ですが、改めて国民の総意というものがどのように政治に反映されるのか、その違いをあからさまに感じることとなりました。
いずれにせよ、日本人としては、新しく生まれた菅内閣の今後に期待したいと思います!