こんにちは。ジンゴロ(@jingolox)です。
溢れる情報をしっかり記録して、いつでも取り出せる状態にメンテしておきたいと常日頃思っているのですが、なかなかそのような環境づくりに苦労しているジンゴロです。
そんな私にまさにうってつけな書籍が発売されましたので皆さんにもご紹介します。
すべてはノートからはじまる あなたの人生をひらく記録術 (星海社 e-SHINSHO) です。
発売日は2021/7/26 です。売上げ好調で増版がかかっているとのこと。
著者はブロガーで作家の倉下忠憲さんです。
Contents
本のご紹介
本日の記事で取り上げる本はこちらです。
出版社のウェブサイトから引用した紹介文は以下のとおり。
ノートで今日からあなたの人生は変えられる!
ノートとは、最もシンプルで手軽、それゆえに最強のライフハックです。私たちが自分を変えたい、新しいことに挑戦したいと大望を抱いたとき、まずやるべきは、紙とペン(あるいは電子端末)で「ノートをはじめること」なのです。現代人は常に膨大な情報に晒され、脳が本来のパフォーマンスを発揮できない状態に陥っています。ノートというテクノロジーのサポートを得ることで初めて、私たちの頭脳は本来の力を取り戻せるのです。そしてノートとは、単なる記録を越えて、私たちが思考し、学習し、決断し、自己管理し、将来を描く一連の過程を助けてくれる万能のツールです。ノートの真の力を、この本で確かめてみてください。
https://www.seikaisha.co.jp/information/2021/07/05-post-190.html
帯には「自分を変えたければ、ノートをとれ!」とあります。
またカバーには、「49の技法でノート術を徹底解説!」とありますね。
自分を変えることができる?
ノートだけでほんとに?
こんな人にオススメ
すべてはノートからはじまる あなたの人生をひらく記録術 (星海社 e-SHINSHO) は以下のような方々にオススメしたいと思います。
- 膨大な情報の扱いや管理方法に困っている方
- 現在ノートを活用していない方。また活用したいと思っているがどうしたらわからない方
- ノートを活用して自分の仕事や生活をより良く改善したい方
- 「自分を変えたい!」と思っている方
著者のご紹介
この本の著者は倉下忠憲さんです。
ライフハック界隈では大変著名な方で、数多くの書籍を出版をされています。SNSを通じても数多く発信されているようですね。大学卒業後、コンビニエンス・ストアの雇われ店長として10年働いた後、物書きに転身されたという珍しい経歴をお持ちです。
こちらに詳しく経緯が掲載されていますので、チェックしてみてください。
1980年生まれだそうです。へぇ、意外とお若いのですね(失礼)
さて、読み進めていきましょう。
「すべてはノートから始まる」書評
ノートという存在に改めて向かい合ってみる
筆者はこの本を書いた思いとして「なぜみんなはもっとノートを使わないのだろう?」という思いからこの本を執筆されたそうです。
筆者によると、この”ノート”とは、書き留めて記録することと定義しています。つまり、紙のノートだけでなく、スマホ上のメモや、家計簿、SNSに何かを書いて発信することも全てノートの一部に含まれます。
ノートを書くべき意義や、人間の脳とノートの関わりといった観点などから、ノートがいかに人々の生産活動にとって重要なモノであるかを読者に示してくれる内容となっています(ノートの具体的な書き方を指南するテクニック本ではありません)。
脳を補完するツールとしてのノートの重要性はわかっていても、いまいち使いこなせていない気がすると思っていた自分にとって、ノートというものにどうやって向かい合うべきか、改めて考える良い機会になりました。
ノートに対する漠然とした不安を解消したい
この本を機に、自分とノートに対する関わりを今一度見直したいと思っています。
記録に対する不安や悩みがずっと付きまとっています。具体的に書き出してみました。
- 今書いているノートの書き方は正しいのか
- 体系化されていない記録がさまざまなフォーマットで散在しているが、どうしたら良いのか
- 習慣化できず、記録の蓄積が十分ではない
- 自分が死んだあと、これらのノートはどうなってしまうのか
最後の項目は別ですが、そのほかの不安に対する答えがズバリではないけどもヒントとして得られました。
本の中で「ノートを不真面目に使う」や「自由にノートを使う」考え方を提唱していますが、ノートの”プロ”がそう言ってくれるなら心強いですよね。
目的ごとに自分に合った最適なノート術を探求しよう
筆者はノートの目的別に以下のように6種類にカテゴライズしています(目次にもなっています)。
- はじめるために書く 意志と決断のノート
- 進めるために書く 管理のノート
- 考えるために書く 思考のノート
- 読むために書く 読書のノート
- 伝えるために書く 共有のノート
- 未来のために書く ビジョンのノート
この分類方法は自分の中でもスッキリと共感できるものでした。目的が違えば自ずと最適なやり方は異なってくるものですよね。
自分は情報管理(記録)ツールは可能な限り一元化することが最も望ましいと考えていた節があるのですが、そうではなく、それぞれ目的ごとに最適なノートを使い分けることが重要であることを改めて理解しました。
ジンゴロのノート環境
ジンゴロがどんなノート(記録ツール)を使っているか、少しだけご紹介します。何も誇れる部分はないのですが、ご参考までに。
ブログ
まず、自分自身のプライベートな活動に関する記録ツールとしてこのブログが挙げられます。その名も「ジンゴロノート」ですからね。この本の中の分類でいえば、「伝えるために書く」ノートに該当します。
雑記ブログという体裁で書いているため、自分としては継続しやすく、マイペースで更新し続けています(もっと更新頻度はあげたいという思いはある)。
WordPressを利用しており、かつては無償テーマ「Cocoon」を利用していましたが、現在は「本気を出す」決意を込めて有償テーマである「Affinger」を購入して使っています。14,800円ですがコスト・パフォーマンスは高いです。
WordPressテーマ 「ACTION(AFFINGER6)」
プロジェクト管理
仕事で使っているノート(記録)の類はメンバとの共有用であったり、個人の管理用であったりフォーマットが多岐にわたっています。ウェブベースでの管理ツールもあれば、Excelベースのものも多数あって、日々、ヒィヒィいいながらメンテナンスしています。
なかなか定着するものは少ないのですが、その中でもプロジェクトで長年使っているインシデント管理ツールは「Redmine」です。
Redmineは、オープンソースのプロジェクト管理・課題管理ソフトウェアです。1タスク=1チケットによるタスク管理は直感的に操作できるので、とても使いやすいです。
タスクマネジメント
次に業務のタスクマネジメントの中でも自分自身のTo-Do管理についてです。
これまでの仕事人生において、色々な方法を模索してきました。その結果として知り得た真理は、業務に余裕があるときにできることも多忙な状態ではできないということ。
極端な話、仕事に多少余裕がある状態ならば、Excelベースでも、テキストベースでも、たとえ紙ノートであっても、何を使ったとしても十分管理できるのです。
しかし、一線を超えて忙しくなった場合が問題なんですよね。
自分の場合、あまりにも忙しい状況ですと、TODO管理用のExcelシートさえ開く余裕がありません。
1)Excelを開く 2)TODOを確認する というツーアクションがもう無理なんですよね。
結論、ビジー状態におけるTODO管理は実質ポストイット一択と思っています。モニタの周りに貼り付けて行く超古典的方法ですが、この方法だったらいやがおうにも目に入ってきます。
避けなければいけないことは、秒速で発生し続けるタスクの一部を見逃したりやり忘れてしまうこと。そのためには、とにかくタスクが発生したらポストイットに書き留めて貼り付ける。これさえ心掛けていれば大事なタスクがメールの山に埋れてしまうことはありません。
アナログノートは欠かせない
いろいろなITツールを使っていても、やっぱりアナログの紙ベースのノートは欠かせません。頭の中にあるアイデア(図の場合もあり)や今日やるべきことを一気に書き出すときなど、紙ノートが一番早く脳の外に情報を吐き出して形にできると思います。
ノート自体は普通のA5版ノートを使用していますが、こんなカバーをつけるととても使いやすいです。
これとは別に、最低限の極めて重要な情報をいつでも取り出せるよう一冊のノートにまとめています。
こういった情報って割と一冊のノートにまとめられる程度しかないことに気づきました。こんなノートを作って、いつでも手の届くところに置いておくと便利です。
もちろんPC上のデータとして作成しても問題ありませんが、皮肉なもので私の場合、紙ベースのほうがアクセス性・保存性が良いです。
この用途で使用しているノートがこちら。「Maker's Notebook」です。
DIYのイベントや出版を手がけるMakeが発売しているノートブックです。定期的に開催されるイベントなんかでも購入できるかと思います。ブルーのハードカバーが映えてオススメ。
中身はこんな感じです。
プライベートはEvernote一択
プライベートの情報管理ツールは「Evernote」一択ですね。
とりあえず、領収書を始め、健康診断結果や、旅行の記録などいろいろな資料を放り込んでいます。一時期は日記もコレでつけていました。まだまだ使いこなしているとはいえず、ちょっとテコ入れが必要な状態。
最近色々機能が追加されたみたいですが…夏休み触ってみようと思っています。
まとめ
今日は倉下忠憲さんの著書「すべてはノートから始まる」を紹介しました。
やっぱり記録を取ると言う行為は大変奥深いものだと改めて思いました。
とはいえ、あまり準備時点で構えてしまうとなかなか第一歩が踏み出せません。まずは失敗を恐れず、ノート作成に着手してみることをお勧めします。
ルールを堅苦しくきめず、トライ&エラーで少しずつ自分にあうノートの取り方を確立していきましょう。
それでは、また。