こんにちは。ジンゴロ(@Jingolox)です。
皆さんいかがお過ごしでしょうか。
さて、先日、GMAPというテストを受ける機会がありましたので、備忘録を兼ねてご報告します。
試験対策なども自分が分かる範囲でお伝えしますが、この記事の対象は以下のような方々を想定しています。
- GMAP学習初心者
- 出題範囲の知識(経営戦略、財務会計やマーケティング等)にあまり馴染みのない方
- 短期間で効率よくGMAPの内容をマスターしたい方
Contents
GMAPについて
皆さん、GMAPというテストをご存知でしょうか?
GMAP(GLOBIS Management Assessment Program)とは、株式会社グロービス が社会人向けに提供する、ビジネス・スキルを確認するためのアセスメント・テストのことです。
僕は会社の研修を通じて受験したのですが、グロービス に通っている学生は修了要件として本試験の受験が必須のようですね。
また、個人申し込み等でも受けることが可能かと思います。
GMAPには2種類のテストがある
GMAPと言っても以下の2種類のテストがあります。今回私が受験したのは、GMAP-BF(ビジネス・フレームワーク)のみになりますので、こちらの方についてのみ、ご報告します。
- GMAP-CT(クリティカル・シンキング)
- GMAP-BF(ビジネス・フレームワーク)
GMAP-BFの科目は6種類
GMAP-BFは、以下の6種類の科目から出題されてます。
私は全ての科目が受験対象となる「総合版」を受験しましたので、テスト自体は科目別に分かれていたものの、全ての科目を連続して受験する必要がありました。
- マーケティング 30問
- 経営戦略 30問
- 人的資源管理 30問
- 組織行動学 30問
- 企業会計 20問
- ファイナンス 20問
試験対策について
ジンゴロの受験経験をふまえ、GMAPの試験対策について書いてみます。
GMAPって何すればいいの?って方を含め、これから学習を開始される方は参考にしてみてください。
上述したように、今回、自分は会社から提供された研修の一環として受験しました。
本来は、集合研修の後に締め括りとしてこのテストを受験する予定でしたが、あいにくコロナウイルス感染拡大の影響もあり、集合研修を受けてからしばらくたってからの受験となりました。
正直、勉強を再開したときは、集合研修で学んだ知識は断片的にしか覚えておらず、感覚的にはほぼゼロからの勉強再開となりました。
勉強に着手したころは試験約2ヶ月前になっていました。
試験についての情報はほとんど持ち合わせておらず(集合研修でもこのテストの内容について触れられることはありませんでした)、インターネットで情報を集めました。
基本的な知識の習得
集合研修などでテキスト類が配布されている場合は、それを使用するのが良いと思います。それに加えて、僕が入手した参考書と問題集は以下の通り。
まずは、バイブルとも言えるこちら。
バイブルとはいったものの、正直、この本を通読するのは苦行にも等しい行為ですし、読んだ箇所もしばらくたったらほとんど覚えていない、という状況でした。
なので、この本を少しずつ読み進める、という勉強方法はあまりお勧めしません(というか、無理)。
後述する私の点数を取るくらいであれば、出題範囲部分を3日〜1週間程度で押さえたあとは必要に応じてリファレンス的に使用するのが良いと思います。
次は問題集。
某GMAP試験対策サイトで「必ず手に入れてください」と記載があったので、購入しました。
僕の場合、正直、テスト直前に数十問解くのが精一杯でした。
余裕がある方や、高得点を狙う方にとっては自分の知識定着度の確認のため持っておいた方が良いかもしれませんが、私のようにP/L表の読み方もおぼつかない人間は、そちらの理解度向上を優先した方がよいでしょう。
『科目選択のためのセルフチェック』を解く
グロービス が下記のウェブサイトで現時点のスキルのセルフチェック用として問題を提供しています。
これらの問題は、GMAPの学習として有効だと思います。しっかり解いて、理解してください。
なお、本番のテストにおいて、このセルフチェック用問題と同じ問題や類題と思えるような問題があるというわけではありません。
テストではより幅広い知識を問われるので、この内容をマスターするのは最低限のレベルと考えたほうが良いと思います。
会計・ファイナンスの計算問題対策
財務諸表の読み方やキャッシュフローの計算に苦手意識のあった自分は、改めてゼロから理解を進めるべく、できるだけこれらをわかりやすく説明している本がないかと探した結果、以下の書籍を購入しました。
このテストの最も難関なところは僕の経験からすると、「企業会計「ファイナンス」における財務諸表やキャッシュフローに関する計算問題と考えます。
僕がもしもう一度試験を受けられるならば、とにかく以下の各項目の分析や計算方法について、研修で学んだことを復習することから勉強を始めると思います。
- B/S(貸借対照表)
- P/L(損益計算書)
- キャッシュフロー計算書
- 投資の意思決定(NPVとIRR)
- CAPM
- WACC
正直、この部分に関しては、テスト直前の詰め込み学習だけでは難しいと思います。この辺りに馴染みのない方は少々ツライですが、ここに十分時間をかけることをオススメします。
試験当日
テストセンターは自宅から近くの会場は割とすぐ満席になってしまったので、スケジュールの都合から、都内の会場を選びました。
予約した際のテスト開始予定時間は、10:15だったのですが、到着したのは、9:30ごろ。開始時間まで待たされるかと思いきや、すぐにテストルームに入室して受験可能でした。
テストルームにはいると、多くの方がいて、各個人、様々なテストを受けているようでした。僕もそれに混じって、テストを受けました。
総合版を受験される場合、120分(20分×6科目)ぶっ続けなので、直前にトイレに行っておくことをお勧めします。
テスト時間は全体的に余裕なく、ハイペースで回答してようやく残り1分で回答し終わるという感じでした。
6教科のうち、企業会計、ファイナンスについては特に計算問題が多く、計算に慣れていない場合、かなりの時間が厳しくなると思われますので、要注意です。
試験が終わったら、テストを受験したことを示す書類を受け取り、手続きは終了です。
試験結果について
結果は、試験翌日(当日?)にはグロービス のウェブサイトから確認することができました。
総合および、各6科目ごとにスコアとランクが記載されていました。
ジンゴロの総合スコアは(およそ)540でした。受験生の平均が「500」となるよう設定されているようなので、それよりは良かったということになりますが、高得点と言えるレベルからは程遠く、実際、中身の理解度はまだまだ低いというのが実感です。
このテストを受けるチャンスが今後あるかどうかはわかりませんが(自腹は無理そうです)、学習は継続したいと思っています。
まとめ
今回の記事では、グロービスが 開催するビジネスパーソン向けテスト「GMAP」の受験について記事を書きました。
この試験は、単純な一問一答ではなく、短時間で与えられた条件を理解し、適切な回答を出す瞬発力が求められる試験です。
個人の学習状況にもよりますが、最低でも2ヶ月以上、テストのための学習期間を設け、準備することをお勧めします。
これから受験される皆様、頑張って下さい。