こんにちは。ジンゴロ(@Jingolox)です!
今回の記事では、こんな質問に答えたいと思います。
早速ですが、僕の回答は以下の通りです。
今回の記事では「アマローネ」をご紹介したいと思います。
アマローネの基本情報
さて、みなさんは「アマローネ」をご存知でしょうか?
量販店のワインコーナーには置いていない銘柄かもしれません。ご存知でない方も多いと思いますので、以下、説明していきます。
アマローネについて、ざっくりまとめました。これだけ覚えておけば、とりあえずモーマンタイでしょう。
- 赤ワイン
- イタリアの最高級ワインD.O.C.G.に分類
- 産地は北イタリアのヴァルポリチェッラ地区
- 「苦味」が特徴
- とても手間がかかる製法で作られている
- 正式名称は「アマローネ・デッラ・ヴァルポリチェッラ」
もう少し、詳細について見てゆきましょう。
アマローネの産地
北イタリアのヴェネト州ヴェローナ近郊ヴァルポリチェッラ地区で造られる、イタリアを代表する赤ワインです。 限られた生産者が少量生産しているとのこと。
地図の中心がヴェローナです。ミラノとベネチアの中間ぐらいでしょうか。
アマローネの特徴
アマローネという名前からすると、甘口を想像しますが(笑)、実はアマローネの名前の由来は「苦い」という意味になります。
Google翻訳でも以下のように「amaro(アマロ)」とでてきましたね。
一般的な「アマローネ」の特徴をあげると以下の通りです。
濃厚な味わいが特徴な、フルボディタイプに分類されますね。当然ながら、ワイナリーによってさらにその味わいには違いがあります。
評価
しばしばアマローネは「最高級ワイン」と称されます。
イタリアワインの格付けでももっとも権威のあるD.O.C.G.ワインに2009年に認められました。実はこのワインが大きく評価されたのは、実に近年のことなのだそうです。
ポイント
D.O.C.G.とは、Denominazione di Origine Controllata e Garantita:デノミナツィオーネ・ディ・オリージネ・コントロッラータ・エ・ガランティータの頭文字です。意味は「保証付き原産地統制呼称」です。
D.O.C.G.はイタリア産ワインの中でも最高級に位置付けられますが、めちゃめちゃ高いというわけではありません。
一般的な商品であれば、日本でも、¥5,000〜10,000で購入できると思います。
アマローネの製法
ここでは、製法の特徴のみをご紹介します。詳しく説明されたサイトはたくさんありますので、そちらをご参照ください。
とりあえず、以下だけ抑えておけば他人への説明は困らないはず。
- 手摘みのブドウを陰干しして4割程度の水分を飛ばす。
- 乾燥期間は4〜5ヶ月かける。
- ワイン製造に使える果汁の量は他の製法の3分の1程度。
- さらに樽で6年程度熟成させる
- 瓶詰め後、さらに6ヶ月程度寝かせる。
こちらの期間は、おそらく、生産者やその年のブドウの出来の違いによっても変わってくると思われます。
実際に飲んでみた感想
今回、実際に飲んでみたアマローネは、Amarone della Valpolicella Classico 2012です。イタリア旅行に行った際に購入してきたものです。
さて、ワイングラスに注ぐと、その鮮やかな赤色が目につきますね。美しい!!
一口含んでみると、非常に濃厚な、凝縮された果実感を感じることができました。そう、まさにブドウの味です。この味こそが、発酵させる前のブドウを陰干しして、糖度をあげる独特の製法によるものかもしれません。
Amazonや楽天で購入できるリーズナブルな「アマローネ」をご紹介しておきましょう。飲んだことがない方は、この辺りからトライするのが良いかと。
↓は2015年のアマローネです。生産者は「ルイジ・リゲッティ」ですね。
続いて、2016年のアマローネです。「レ・ヴィッレ・ディ・アンタネ」による生産です。
少し戻って、2013年のアマローネです。生産者は「トッレ・ドルティ」です。
最後に
アマローネは非常に濃厚でまろやかな味わいが特徴の赤ワインなので、肉料理やチーズなどにガツンと合わせる赤ワインとして最適だと思います。最高のマリアージュが楽しめそうですね。
ワイン好きな方へのプレゼントとしても良いかもしれません。
最近はコンビニのワインも安くて美味しいものを選ぶことができるようになりました。ただ、大切な記念日やイベントなどでは、「アマローネ」のような、少量生産でプレミアム感のあるワインを楽しんでみては如何でしょうか?
それでは、また。